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会長あいさつ

日本私立小学校連合会 会長 小泉 清裕
日本私立小学校連合会会長
小 泉 清 裕

日本私立小学校連合会が誕生して、すでに75年になります。第二次世界大戦開始直前に「国民学校令」が発令され、すべての私立小学校が一瞬にして廃校となる非常事態になりました。個々の私立小学校では決して解決できない絶体絶命の土壇場で、この事態を乗り越えるために、わずかな数の私立小学校が結束団結して、我々の日本私立小学校連合会を発足させました。
私立小学校は、それぞれの創立者が自身の理想達成のための一手段として設立してきたので、それまでは相互に力を合わせる必然性がありませんでした。しかし、時代の流れの中で、力を合わせて対応することが必要になったのです。
今は、会の創立当初とは時代は大きく変わりました。しかし、教育界においては、当時とは異なる難題がたくさん生まれてきています。いつ何が起きるかわからない世界情勢や、大きな自然災害への対応方法、多様性のある教育実践への取り組み、心のホームレスとでも言えるような家庭生活をしている児童や、アレルギーをもつ児童の増加、今後の道徳教育の取り扱い方など、かつてはなかったような問題が山積しています。
私立小学校数は、全国の小学校数に対して1.1%にしかなりません。もちろん、日本私立小学校連合会も非常に小さな組織です。しかし、小さいからこそできる大きな仕事はたくさんあります。それぞれの学校が異なる創立の意義や、特色ある実践方法を行っていることからこそ、現代的な複雑な問題を抱えた教育界において、全国の私立小学校が力を合わせることで、多様性のある教育の実践や、問題解決の糸口を探しだすことができるのです。
日本私立小学校連合会に加盟する小学校は、学校同士のつながりだけではなく、それぞれの私立小学校に勤務する教職員が、私学人としての自覚をもち、お互いに協力結束して研究や研修に取り組んでいます。そして、すべての教職員は、子どもたちが大人になりそれぞれの場所で活躍をする時代にまで視線を向けて、新たな日本の小学校教育の構築をめざしています。これからも、小さくても日本の教育にとって大きな意味をもつ、日本私立小学校連合会であり続けます。